ビジネスポエム(仕事詩)という新しい分野に挑んでいます。
働く人へ応援歌を贈りたい…そういう思いで始めました。
自己満足になっていいけないので、
産経新聞一面の「朝の詩」欄にも応募しました。
嬉しいことにこれまで10回も作品を採用していただきました。
今年も6月に出版しました「実話で迫る 壁の越え方」も
ビジネスポエムで構成しています。
このコーナーでは適時作品を更新して、皆様の「元気」に
お役立てできればなあ、と願っています。
(2013・09・20)
ビジネス・ポエムの歩み
20代に俳句を始める
代表句 マネキンの青き素肌や夏過ぎぬ
30代は川柳の面白さに気づく
40代に五行歌に出会う
50代に入ってポエム集の出版を開始
カイゼン・ポエム 迷えども、愛しきリーダーたちへ(三五館)
元気が出てくる心の詩(うた) (近代消防社)
60代に突入してますます本腰を入れる
リーダーへ贈る詩(うた) (近代消防社)
実話で迫る 壁の越え方 (近代消防社)
・・・というわけで今に至っております。
■忙笑のすすめ
忙笑…ボウショウと読んでください
辞書にはないですよ
私がついこの間つくった言葉だから
意味は
忙しいときほど笑顔 ということ
私たちは
心のゆとりをなくすとついつい
顔がこわばる 硬くなる
テロリストのようなこわい顔になる
人があなたから遠ざかる
そうしているうちに
運もツキも逃げていってしまうだろうね
だから忙笑
忙しいときほど笑顔の練習をしましょう
ゆとりがないときにこそ
忙笑 ボウショウ とつぶやいてみましょう
■ことば
私たちがよく口にすることば
(またダメだった)
(自分にはもうできないかも)
否定のことばが
胸の奥に棲みついてしまう
また何かにトライするとき
(今度もダメだろう)
とブレーキをかけてしまう
否定のことばを
ほんの少し
肯定のことばに直してみる
(あともう少しだった)
(次はきっとだいじょうぶ)
するとことばは
ブレーキからアクセルに変わる
■たおやか
東日本大震災から二年、
復興の先が見えず
はじめの元気を失う人もいる、という
挫折感は誰にでも忍び寄る
うまくいかないときに襲ってくる
くじけない強さとは
いかなるものか?
たおやかな元気が欲しいなあ!
たおやかな心は
あらあらしくはないけれど、
ポキリと折れてはしまわない
たおやかは「嫋やか」と書く
弱そうだが、ほんとは強い
■元気でないときを
いつも元気であろうとしない
いつも元気でいられるはずもない
必要なときに元気が出ればいいんだよ
充電するから放電できるように
疲れたら休む
いつも元気でいなっくっちゃあ!
って、いったい誰が決めたんだ?
生身の人間だから
明るいときもあれば
暗いときだってあるよ
だから僕は
元気でないときを大事にする
■根っこの話
ベテランほど
マンネリになる
仕事に慣れるほど
大切なことを忘れる
私はなぜここにいるのだろう?
私は何をしたかったのだろう?
この仕事は誰のためだろう?
青臭い議論のようだが
これが原点、これが根っこ
根っこを忘れたところに
仕事が狂う
人生も狂う
だから
ベテランのあなた!
根っこの話をしないか?
■価値組
私は勝ち組か?
それとも負け組か?
…にこだわる心は
いつも騒がしく
そして冷たい
それよりも…
世の中に価値あることを提供したい、
と念ずれば
心はいつも穏やかで、温かい
勝つか負けるかを競うより
そう、これからは
価値組宣言!
■忙し病
いつも、忙しい
いつも、いつも忙しい
でもそのわりに能率はさっぱり上がらない
なにかバタバタしている
ひょっとしてあなたは
忙し病にかかっているのかもしれないよ
忙し病を治す薬はただ一つ
する必要のないことはしない…これだけ
■場力
同じ場所でウンウン唸って
考え続けていても
いい考えが浮かばない…
そんなときは
いったん場所を変えてみるんだ
新しい空間から
新しい力を得られることがある
新しい風景が
新しいアイデアをくれることがある
これを場力(ばりき)と呼びたい